1.胎児鏡下胎盤吻合血管レーザー凝固術 Fetoscopic laser photocoagulation (FLP)

妊娠25週までの双胎間輸血症候群に対する治療として、根治療法である胎児鏡下胎盤吻合血管レーザー凝固術の施行が選択肢の1つです。胎児鏡を用いて行います。

2.胎児胸腔―羊水腔シャント術

胎児の肺が胸水で圧迫されると肺が成長できず生まれてから呼吸ができません。胸水を羊水腔に逃すためのシャントチューブを挿入して赤ちゃんの肺を守ります。

3.胎児輸血

さまざまな原因で胎児が貧血になることがあります。貧血の程度が強いと脳の発育に影響を及ぼすため、胎児に輸血をします。

4.無心体双胎に対するラジオ波焼灼術

無心体児には血液を送りだす心臓がないため、ポンプ児の心臓に過大な負担がかかり心不全、胎児水腫となる場合があります。無心体児への血流を遮断するため、ラジオ波凝固術を行っています。

5.遺伝診療

これから生まれてくる子(妊娠前や胎児)やご本人ご家族の遺伝に関する悩みや不安に対して、相談・検査をおこなっています。