WINDのミッション〜社会的使命〜

1.女性の健康と生まれてくる子どもたちのために産婦人科医療を守る。2.産婦人科医が生き生きと働くことのできる勤務環境の実現をめざす。3.高い技能と豊かな人格を備えた産婦人科医を育成する。

医局の法人化がめざすもの(WIND代表理事)

大学の役割と社会

今、医療は崩壊の危機にあります。大学は医学の進歩、発展のための研究を行い、医学部生を教育する役割を担っています。大学の研究も高度医療も、それが社会に、地域の人々に還元されなければ意味はありません。大学と市中病院が大きなユニットとして新たな協力体制を構築し、医学部卒業生を教育するとともに地域医療の充実を図るという大きな目標をめざすべきであると考えます。大学は積極的にこのような改革のためのビジョンを社会に提案していく必要があります。

医局の法人化‐構造と機能の進化

そのような趣旨から、北大産婦人科医局は平成20年1月に中間法人WIND(ウィンド)へと機構改革を行いました。これは従来の大学と市中病院との関係をより機能的なものとして若手医師の育成に力を注ぎ、同時に現場医師の労働環境の改善も提言して、将来にわたる産婦人科医療のサステナビリティーを確保しようとするものです。

WINDがめざすところについてコンピューターシステムを例にとって説明します。大学と市中病院とのネットワークであるWINDはマイクロプロセッサーやディスプレイなどの部品からなるコンピューター本体(ハードウェア)にあたります。ハードウェアを動かすにはシステムソフトやワープロソフトなど(ソフトウェア)が必要です。WINDに所属する医師やそこで提供される医療内容や研修内容がこれにあたります。医師が働きやすい環境を整備し、各施設で行われる医療の指針を作り、研修医が学ぶ内容を一定レベル以上のものに保証する必要があります。従来はこのソフトウェアの部分を大学医局が担っていましたが、その質と量の増大が大きく、それに応えることは容易でなくなっています。そのために医局の仕組みを法人組織へと脱皮させハードウェアをより堅牢なものにするとともに、平成20年6月に大学の中に産婦人科についての地域医療と専門医教育を担当する寄附講座を新たに開設しソフトウェアの更新も図ることとしました。WINDと寄附講座が車の両輪となって産婦人科の発展と地域医療の充実を実現したいと考えています。

 

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